2001年創業以来、人体ダミー・医学模型の専門開発メーカーとして
株式会社アヴィスは2001年の設立以来、人体の構造と機能を科学的に再現する技術を核に、人体ダミー、医療訓練用モデル、ロボット機構の開発を手がけてきました。創業から20年以上にわたり、国内外の企業・研究機関・教育現場と連携し、信頼性と再現性に優れた製品を多数提供してまいりました。
私たちの開発は常に、「実際の現場で本当に役立つか」を基準としています。事故再現、製品安全試験、災害救助訓練、医療訓練、リハビリ支援といった現場の課題に対し、柔軟なカスタマイズ性とリアリティの高い人体挙動を備えたダミーやモデルを通じてソリューションを提供しています。
本ページでは、これまでに手がけた開発ステップや代表的な製品を一部ご紹介しております。現在も複数の開発プロジェクトが進行中であり、新しい成果についても公開可能になり次第、随時情報を更新してまいります。
成人男子体型
身長約 170cm 重量約50㎏
可動部 首(落下距離0M~5M)
成人男子体型
身長約 175cm 重量約58.7㎏~49.7kg(重量可変式)
可動部 首・股・膝
安全帯使用時に足部より天板への墜落体感
安全帯(ランヤード)を着用状態で足部を下にして鉛直方向に落下(落下距離0M~2M)
成人男子体型
身長約 170cm 重量約50kg
可動部 なし
前方落下型の特殊仕様(落下距離5M)
無響室ダミー プロトタイプ 素材硬質発泡スチロール
男性身長180センチ・女性身長170センチ
自動運転中のステーションコンベアー等のメンテナンス中にコンベアーとロボットハンドとの間に挟まれた際の衝撃を体感することを目的として設計。
轢過実験専用のダミー 身長165cm 重量65㎏
ヒューマノイドダミーは内部にヒトと同様な200個以上の骨が組み込まれており、手首、肘、首、肩甲帯、肩、ひじ、脊柱、股関節、膝、足首といった各部の関節が人体とほぼ同様に可動します。また、体表は柔らかで特殊なウレタンで覆われています。人体のランドマークとなる点のほぼすべてを確認することができる唯一のヒト生体模倣型ダミーです。
5歳児子どもダミー
標準体型 重量 22 kg(120%)
可動部位
首、肩、腰、肘、手、股、膝、足首、足先
危険体感マネキン
5M後方落下専用モデル 安全帯装着仕様
身長:170cm 重量:55.7kg~61.7kg
重り可変 3kg×2枚
この製品は、自転車乗用中の高齢者の転倒挙動を再現するためのダミーで、身長約158cm、体重約58kgです。
各関節には1軸または2軸の可動構造を持ち、首と肩にはゴムダンパを使用。手は軟鉄製で自在に動きます。
内部構造はスチール製でクロームメッキ仕上げ、接合部には高強度のボルトが使用されています。
転倒時の動作をリアルに再現するための設計です。
この製品は、歩行器使用中の転倒挙動を再現するための高齢者ダミーで、身長約158cm、体重約58kgです。
全身にトルク可変式の関節を備え、首や肩、腰、股関節、膝などの主要部位にリアルな可動範囲と回転軸を搭載しています。
指は軟鉄製で自在に動き、各関節のトルク値は細かく設定可能な構造です。転倒時のリアルな動きを再現するための高精度モデルです。
身長 約 1520mm 座高 820mm
重量 約 53kg
座位しつか(膝窩)高 370mm
座位でん(臀)-しつか(膝窩)距離 430mm
内部骨格 スチール製 回転軸は SUS430 クロームメッキ仕上げ 骨盤、肩甲骨は FRP 製
日本人成人男性 90パーセンタイル
身長180cm 重量100kg
胸郭と座骨結節(金属性模擬骨盤)を再現
1.安全帯使用時に墜落体感
(ランヤード長 1700mm以内)
2.作業床5mより墜落体感(地上の厚さ40mm以上の衝撃緩衝用マット上へ落下)
この製品は、日本人1歳男児の標準体型を再現した座位モデルのダミーで、おむつなどの製品評価に使用されます。
寸法はH200×W240×D190mm、重量は約2.4kgで、内部骨格はFRP製、素材は軟質ウレタンフォームとポリウレタン樹脂。骨盤部と大腿部に骨格を持ち、股関節は自在に可動します。
また、疑似尿道と疑似直腸はそれぞれ二重構造で、液体導水や軟質固形物の通過が可能な設計となっています。
この製品は、歩行器との干渉評価を目的とした高齢者ダミーで、身長約158cm、体重約58kgです。関節は頭部から足先まで12箇所が可動し、首や腰椎にはダンパーが組み込まれています。肩や股関節などの主要部にはユニバーサルジョイントが使用され、指は金属製フレキシブルチューブで自在に動かせます。リアルな動作再現と干渉評価に適した設計です。
この製品は、日本人の女性後期高齢者を想定したダミーで、身長約150cm、体重約43kg相当、サイズはW320×H1230×D210mm、重量は約38kgです。
内部は軟質ウレタンフォーム、外被は防水加工のポリウレタン樹脂。骨盤と大腿部に骨格構造を持ち、股関節は自在に可動します。
疑似尿道と疑似直腸はそれぞれ二重構造で、外部は固定式のフレキシブル管、内部には液体導水や疑似軟便の排出が可能なシリコンチューブを備えています。
この製品は、胸郭部を含む右肩から指先までの成人男性の上肢を再現したヒューマノイドダミーで、人体挙動解析用に設計されています。
内部には模擬骨が組み込まれており、肩・ひじ・手首の各関節が可動。
肩は外転90°・屈曲160°など多方向に動き、ひじは屈曲120°、前腕は回内・回外90°、手首は屈曲・伸展各30°の可動域を備えています。
この製品は、6歳児相当の体格を模した走行特性評価用ダミーで、
身長115cm、体重22kgの2分解型です。
実際の子どもの重量バランスと身体寸法に近づけて設計されており、
内部骨格はクロームメッキ仕上げのスチール製。本体は発泡ウレタンで、
頭部や腹部にはポリオレフィン樹脂を使用し、外装はバリスタナイロン製です。
この製品は、自動車用シートの評価や人間の動作再現に用いられるダミーで、身長約171cm、体重約65kgの体型を再現しています。内部骨格はスチール製で、外装は発泡ウレタンやポリオレフィン樹脂などを使用。関節は首から足先まで13箇所にわたり、自由度の高い可動が可能で、各部にロック機構も備えています。
交通事故の検証実験に用いるための成人男性(20〜25歳)を模したダミーで、主に首・肩・ひじ・腰・股関節・ひざが可動します。
身長約170cm、体重約65kgで、関節はスチール製、ボディは高耐久ウレタン樹脂製です。背中に吊元があり、スリングベルトでの吊り下げが可能。関節トルクは付属の六角レンチで調整できます。
この「実験用子どもダミー人形 ヒューマンライクモデル」は、日本人10歳児相当の標準体型・体重を再現したダミーで、製品評価試験に使用されます。
主な可動部は首、肩甲帯、肩、ひじ、手首、腰、股関節、ひざ、足首、足先で、関節はボルトで任意の角度に固定可能。
内部に模擬骨盤を内蔵し、重量バランスや寸法も実際の人体に近似しています。
身長133cm、体重30.4kg、内部骨格はスチール製で、指や足先にはSUSフレキシブル管、骨盤はFRP製。本体は発泡ウレタンとポリオレフィン樹脂で構成され、外装は伸縮性ポリエステル生地です。
このダミーは日本人成人男性の体格に近づけて設計されており、身長170cm、重量2kgです。
伸縮性のある発泡ウレタン製の本体は、全身がウレタン樹脂で強化されており、挟まれや巻き込まれ時の衝撃を吸収できる構造です。
内部に骨格はなく、プーリーベルトなどに巻き込まれた際には約5cmまで圧縮されます。
研修用として、巻き込まれ事故の体感や救助訓練に活用可能です。
このモデルは、墜落体感による安全講習や、安全衛生保護具(安全帯など)の実験を目的に製作されたダミーです。
研修受講者は本製品を通じて墜落時の衝撃を体感でき、安全装備の有効性を確認することが可能です。
胴部(上・中・下)と大腿部(左右)にウエイトを追加・調整することで、重量を80kg~130kgの範囲で変更できます(初期重量は100kg)。
「危険体感マネキン 飛来・落下衝撃体感モデル」は、ハンマーやボルトなどの工具が高所から落下した際の衝撃を体感するために設計された研修用マネキンです。
ヘルメットの着用有無やアゴ紐の装着状態による衝撃の違いを比較体験でき、建設現場や工場などでの安全教育に活用されています。頭部は硬質プラスチック製で、頸部には柔軟性のあるウレタンダンパーを使用し、飛来・落下時のリアルな動きを再現します。
ポージングダミーは、危険予知訓練において不安全行動を再現するための人体ダミーで、受講者が事故のリスクや安全対策を直感的に理解できるよう設計されています。
ひじ・股関節・ひざなどの関節が可動式で、人間に近い自然なポーズを取ることが可能です。軽量でシンプルな構造により、運搬や保管も容易です。付属のベースを使用すれば、直立や片足立ちも可能です。
サイズは男性用(180cm・170cm)、女性用(158cm・148cm)から選べ、使用目的に応じて適したモデルを選択できます。視覚的な危険の再現を通じて、安全教育を効果的に支援します。
このダミーは、20〜40歳程度の女性を想定して設計された軽量・可動型モデルです。身長は160cmで、関節は首・肩・ひじ・股関節・ひざの5部位が可動。各関節は曲げた状態で固定が可能なため、自由にポーズを取らせることができます。
本体は軽量構造のため持ち運びや設置が容易で、展示・教育・研修など幅広い用途に対応。さらに自立可能な設計となっており、支えなしでも安定して立たせることができます。
このダミーは、20~25歳の日本人成人男性を想定した体格(直立姿勢)を再現した体感用モデルで、交通事故や建築災害の再現、安全研修や救助訓練に使用されます。首、肩、ひじ、手首、腰、股関節、ひざ、足首の主要関節が人体に近い可動域で滑らかに動作し、肩・ひじ・手首・股関節・ひざ・足首にはボルト固定機構があり、任意の角度に設定できます。
主な使用シーンは以下の通りです:
建設現場などでの重機との接触・挟まれ(約10kN)
重機下敷き事故の再現(上半身中心)
土砂崩壊災害の体感
車両衝突や壁面との挟まれ事故の再現
重量物の飛来・落下事故への対応訓練
直立姿勢での挟まれ動作を再現可能な構造により、現実に近い事故状況を再現し、受講者が衝撃の大きさや危険性を実感しながら学習できる実践的な研修ツールとして活用されています。
このダミーは、65~75歳の日本人高齢女性の体格(身長152cm・体重53kg相当)を再現した半身型モデルです。主に座位姿勢や仰臥位(仰向け姿勢)の再現を目的としており、リハビリ、福祉用具の評価、介護現場での研修などに活用されます。
股関節は人間の可動域に基づき滑らかに動作し、関節部にはボルト固定機構を備えており、必要な姿勢での保持が可能です。
重量は全体で約23.9kg、うち上半身は約23.3kg、膝下は約5.8kgとされており、実際の人体重量バランスに近づけた構造となっています。高齢女性の身体的特性に合わせた設計により、より現実的なシミュレーションや評価試験が行えます。
このダミーは、生後1週間相当の新生児の体格・重量配分に基づき設計されており、新生児向け製品の評価試験や安全検証に使用されます。身長は530mm、体重は3000g(重量固定式)で、重量バランスと寸法は実際の新生児に近似しています(公差±2%)。
首、肩、ひじ、手首、胸椎、腰、股関節、ひざ、足首の各関節が可動し、自然な姿勢の再現が可能です。内部にはスチール製骨格(ユニクロメッキ仕上げ)とSUS430製の回転軸を使用し、股関節部分には金属製の模擬座骨結節と模擬仙骨も内蔵されています。手指と足指は簡略化されており、可動機能はありません。
本体は発泡ウレタン成型で、頭部と腹部の一部はポリオレフィン系樹脂製。外装はポリエステル製のストレッチジャージ生地です。また、加速度計(AS-5TG)を頭部および腹部に取り付け可能で、衝撃測定にも対応しています
このダミーは、FMvss208ダミー6YO(6歳児相当)に基づき設計された子ども型の実験用ダミーです。身長1250mm、体重2340gで、平均的な子どもの体型・重量バランス・寸法に近似しており、製品評価試験や安全検証に活用できます。
可動部は、首、肩甲帯、肩、ひじ、手首、腰、股関節、ひざ、足首、足先の計11か所。股関節は人間と同様に滑らかに可動し、肩甲帯、肩、ひじ、腰、股関節、ひざ、足首にはボルト固定機構があり、任意の角度に設定できます。また、内部には模擬骨盤が内蔵され、構造的にもリアルさを追求しています。
寸法公差・重量公差はいずれも±1%以内と高精度で、実験用供試体として信頼性の高いモデルです。
本製品は、7〜9歳の日本人子どもの体格(身長126cm・体重26kg)を再現した衝撃体感用ダミーです。首、肩、ひじ、手首、腰、股関節、ひざ、足首の主要関節が人体に近い可動域で滑らかに動作し、肩・ひじ・股関節などの関節はボルトによって任意の角度に固定可能です。
主な用途として、重機や車両との接触や挟まれ事故(10kN程度)の衝撃体感、自転車やキックボード乗車中の転倒、自動車事故の再現などがあり、救助手順の学習にも活用できます。教育・研修現場において、子ども特有の事故リスクを理解し、対応力を高めるためのツールとして設計されています
このダミーは、日本人成人男性に近い身長(約170cm)・体重(約70kg)・体格バランスで設計された人体模擬モデルです。
二輪車乗車時の自然なライディング姿勢や挙動を再現するために開発され、首からつま先まで13か所以上の関節が可動します。各関節は人体の可動域に準じており、肩・ひじ・膝などの関節にはロック機構が備わり、任意の角度に固定可能です。
本体は発泡ウレタン成型で、一部に衝撃緩衝材と補強材を内蔵。内部骨格はスチール製、骨盤には金属製の模擬座骨結節・仙骨を再現。外装は伸縮性のある黒色ポリエステル生地で覆われています。背中にはスリングロープ用の吊元が設けられており、設置や保持が容易です。
各関節はボールジョイント、ヒンジ、回転軸など多様な構造を持ち、首・肩甲帯・腰椎・股関節などは可動制限なし。
2001年~2002年 | 走行ロボット(4脚犬型、4脚猫型)を共同研究 |
2003年~2004年 | アンドロイド型トルソーの開発 |
2005年~2007年 | 生体力学試験用骨人工骨(模擬骨)の開発 |
2008年~2012年 | 危険体感マネキン・ベーシックダミーの開発 |
2013年~2014年 | チャイルドダミー・レッグインパクター・ヒューマンライクダミーの開発 |
2015年~2016年 | 成人男性インパクターの開発 |
2016年~2017年 | 危険体感マネキン全方向・後方落下型 耐久型子どもダミー人形 |
2017年~2018年 | ヒューマンライク型 子どもダミー人形 |
2018年~2019年 | 高齢者男性 ヒューマンライクダミー 日本人90パーセンタイル |
2019年~2020年 | 高齢者女性・後期高齢者ヒューマンライクダミー |
2020年~2021年 | ヒューマノイドダミー |
2021年~2022年 | 危険体感マネキン 巻き込まれ型・130㎏ タイプ |
2022年~2023年 |
危険体感マネキン 挟まれ・衝撃体感型 ポージングダミー |
2023年~2024年 | 女性モデル半身型 |
2024年~2025年 | 新生児ダミー人形 |
2025年~ | 二輪乗車実験用成人男性ダミー |