HBD-0102-70K-FFは、「前方落下」の衝撃体感に特化した170cm・70kgモデルの危険体感マネキンです。脚部の股関節・膝関節をボルト固定し、中腰直立姿勢を確実に保持できる構造を採用。
これにより受講者は、作業床上で中腰のまま前方に倒れ落ちたときの体勢と衝撃を“そのまま”体感できます。特に安全帯を装着せずに5mの高さから地上床へ落下させた際の衝撃は非常に強烈で、座学や映像だけでは伝わりにくい現場の危険度をリアルに印象づけます。
首部および腰部にはダンパーを内蔵しており、首振りや胴回転の初動・減衰特性も生身の人体に近い挙動を再現。
これまでの前方落下デモでは体験しきれなかった衝撃波形や振れ幅を、受講者自身の目で確認できます。電気工事や建設業をはじめ、あらゆる高所作業の安全教育に取り入れることで、安全帯の装着と正しいランヤード運用の重要性を確実に伝え、労災事故削減に貢献します。
墜落制止用器具(安全帯)を正しく装着せず、作業者が地面に墜落する墜落災害を再現します。
HBD-0102-70K-FF最大の特長は、脚部関節固定機構による中腰直立姿勢の保持です。
股関節・膝関節を固定した状態で作業床上に危険体感マネキンを立たせ、ランヤード未装着で前方に倒れさせることで、頭部→胸部→腹部へと伝わる衝撃波の減衰を体感できます。
通常の落下シミュレーションでは再現困難な「中腰姿勢のままの前方落下」という、リアルな作業中リスクをそのまま可視化。首・腰部に内蔵されたダンパーは、人のように初期衝撃を受け流し、揺れを徐々に減衰させる特性を持つため、衝撃後の反動および揺れ制御の違いを正確に再現します。
さらに、外装は高耐久のバリスティックナイロンを使用し、5m級の落下試験に耐える堅牢性を確保。現場でのメンテナンス性にも優れています。
安全帯装着時と未装着時での挙動差、前方落下時の頭部位置変化、胸部ハーネスのテンション変動など、多角的な観察ポイントを提供し、受講者の安全意識を強力に喚起します。
電気工事(架線張り作業):送電柱に中腰で取り付け作業中、ランヤード未装着で足を滑らせ前方落下。
建設業(タイル貼り・モルタル仕上げ):高所足場上で中腰姿勢から前屈し、地上に転落。
通信塔保守:アンテナ調整中にバランスを崩し、前方に倒れ落下。
塗装工:高所足場上でローラー作業中に前方へ転倒し、足場板を突き抜けるシナリオ。
いずれも5mまでの高さで実施可能。受講者は衝撃の大きさや体勢の変化を目の当たりにし、安全帯装着の必要性を肌で理解します。
※防水加工は施されていませんので、雨天でのご使用は劣化を早める原因となります。
Q. 5m以上からの落下試験は可能?
A. 本モデルは5mまでを想定設計。5m超の場合はマット厚120mm以上を推奨します。
墜落衝撃吸収マット
品番 | 品名 |
HBD-0114-30-VEST | 危険体感マネキン ウエイトベスト30kg |
HBD-0100-MB20 | 墜落衝撃吸収マット(二つ折)厚さ20cm |
HBD-0100-MB30 | 墜落衝撃吸収マット(二つ折)厚さ30cm |
HBD-0100-M20 | 墜落衝撃吸収マット厚さ20cm |
HBD-0100-M30 | 墜落衝撃吸収マット厚さ30cm |
HBD-0100-PAT | 安全防護パット |