ヒューマンボディ 人体ダミーと危険体感マネキン

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危険体感マネキンを使用した 危険体感教育 指導員養成講習テキスト〔2025年版〕―最新法令&フルハーネス対応ガイド

はじめに

本テキストは、指導員の皆様が危険体感マネキンを活用しながら、安全教育を効果的に実施できるように設計された改訂版マニュアルです。最新の第14次労働災害防止計画や令和以降の労働安全衛生法改正を反映し、特に高所作業におけるフルハーネス義務化※1対応を強化しています。

危険体感マネキンは、日本人体型に準拠した高性能モデルで、墜落・転落・巻き込み・飛来物など多様な事故シナリオを再現可能です。受講者は安全帯やヘルメットを装着した状態で外部から観察し、“見て”“感じる”ことで、座学のみでは得られない危険認知力と行動変容を促進します。

 

本書は全8章で構成され、法令・制度の最新動向から体感シナリオ設計、機器取扱い、指導技法、用語集・参考文献までを網羅します。各章末に学習ポイントとチェックリストを配置し、章ごとの理解度確認をサポートします。

危険体感教育の目的と意義

体感教育の必要性

労働災害の多くは、作業者自身が潜在的危険を認識できずに適切な防護措置を怠ることが要因です。危険体感教育は、実物大マネキンを用いた演習を通じ「墜落時の衝撃」「巻き込み挙動」等を体験させ、危険認知力を高めます。

第14次労働災害防止計画との整合性

第14次計画(2024~2028年度)は体験型教育の普及を重点施策に掲げています。本テキストは同計画の目標である労働災害発生率低減を支援すべく、体感演習と座学を組み合わせたハイブリッド研修モデルを提案します

フルハーネス義務化への対応

2022年改正の労働安全衛生法では、高所作業でのフルハーネス義務化が規定されました。本節では義務化の背景、適用範囲、法令条文の要点を整理します。

学習ポイント

体感教育の意義と学習効果を説明できる

第14次計画の体験型教育の位置づけを理解する

 

フルハーネス義務化※1の法的根拠を説明できる

法令・制度の最新動向

2-1. 労働安全衛生法改正のポイント

フルハーネス義務化※1:高さ2m以上作業で着用必須

高所作業特別教育※2:特別教育受講義務を明確化

 

事業者責務強化:安全管理体制構築の義務付け

2-2. 第14次労働災害防止計画の概要

体験型教育の普及:危険体感マネキン活用支援

拠点整備:教育センター等との連携強化

 

データ分析:災害データの集計・リスク予知活動

2-3. 関連省令・通達の更新

労働安全衛生規則改正(令和元年厚生労働省令第33号):学科・実技教育範囲の明確化 

安全衛生特別教育通達(平成30年基発0622第1号):体感演習必須化※3 

 

安衛通達(令和元年基発0808第1号):訓練計画策定指針の更新 

学習ポイント

法改正・通達番号と要点を説明できる

 

体感演習の必須化背景を理解している

高所作業体感シナリオ

3-1. 足場上墜落体感演習

目的

仮設足場での墜落リスクを認識し、フルハーネスの制止性能を体感する。

手順

足場モックアップのアンカーにマネキンを設置し、高さ2.2m以上を確保

フルハーネス装着済みマネキンを試験装置で落下試験

指導員が落下挙動を観察、受講者は安全距離からモニタリング

注意点

マネキンのみを操作し、受講者は操作不可

 

安全ゾーン3m以上を確保

3-2. タワークレーン高所演習

目的

タワークレーン操作時の落下・揺れリスクを体感

手順

ジブ先端に重心調整済みマネキンを設置

ジブ振れ幅を段階的に増加させつつ落下試験

ウエイトベスト30kg追加で負荷条件を体験

注意点

操作有資格者による実施

 

緊急停止手順の周知

3-3. フルハーネス二次落下シミュレーション

目的

一次落下後の二次荷重制止挙動を確認

手順

マネキンを2.2m落下後、吊り上げ挙動を観察

衝撃吸収マットと揺れ制御の比較

注意点

リオ設計の留意点を理解している

フルハーネス型墜落制止用器具

マット厚80mm以上を使用

観察機材は3m離隔

学習ポイント

落下シナリオ別評価手法を説明できる

 

シナリオ設計の留意点を理解している

第4章 フルハーネス型墜落制止用器具

4-1. 構造と機能

D環※4:荷重分散部

ショルダーストラップ:肩部支持

レッグストラップ:腿部保持

 

アジャスター:適切テンション維持

4-2. 正しい装着手順

サイズ選定

肩→胴→腿の順に装着

テンションチェック(拳1枚幅)

D環位置確認

 

指導員二重確認

4-3. 点検・保守

日常点検:裂け・摩耗・変形の目視

定期点検:半年毎の機能試験

交換:使用5年以内または異常時

学習ポイント

各部名称と役割を説明できる

 

装着プロセスを実演できる

危険体感装置の取扱い方法

5-1. 吊り下げ装置の設置

設置環境確認

アンカーボルト固定(M16:80N·m)

スリング長2.2m以上確保

 

クリアランス3m設定

5-2. 注意事項

安全ゾーン設定

設備点検リスト活用

天候制限(風速5m/s以上中止)

 

緊急停止装置準備

5-3. 清掃・保管

清掃:中性洗剤拭き→陰干し

保管:専用保管箱で湿気防止

学習ポイント

設置・点検手順を実践できる

 

緊急対応体制を説明できる

事例紹介と演習設計

6-1. 導入事例:事業所A

背景:座学のみで意識低迷

実施:足場体感→二次落下→振り返り

効果:不安感50%減、着用率98%

6-2. シナリオ設計の要点

リスクアセスメント※5

多様リスク体験

観察・フィードバック

フォローアップ調査

学習ポイント

効果測定方法を説明できる

 

設計手順と指標設定を理解

指導員の役割と実践スキル

7-1. ファシリテーション

アイスブレイク体感演習

問いかけ方式で主体学習

 

3段階デブリーフ

7-2. フィードバック手法

ビデオレビュー

グループ討議

 

行動計画策定

7-3. 緊急対応・救助

非常停止ボタン

担架搬送シミュレーション

医療連携フロー確認

学習ポイント

指導技法を実演できる

フィードバック手法を説明

 

緊急フローを理解

用語集と参考文献

用語集

フルハーネス※1:多点支持墜落制止具

高所作業特別教育※2:2m以上作業者教育

体感演習※3:実機使用学習

D環※4:主要荷重接続部

リスクアセスメント※5:危険分析手法

 

非常停止ボタン※6:緊急停止用装置

参考文献

厚生労働省『労働安全衛生白書2024』

厚生労働省令第33号(令和元年)

基発0622第1号/基発0808第1号

安全教育学会『体験型学習と危険認知向上』2021

労働安全衛生総合研究所報告 2022

 

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危険体感マネキン

身長170センチ、体重約70キロの危険体感マネキンは、人体の動きをリアルに再現する設計が施されています。このマネキンを使用した高所からの墜落実験では、安全帯を装着した状態での挙動を再現し、研修受講者に墜落時の衝撃や危険性を体感していただけます。このデモンストレーションにより、危険体感研修の現場でリアルな状況を再現し、安全対策の重要性を学ぶことが可能です。

お知らせ

株式会社アヴィス

茨城県つくば市花畑3-20-5 D101

お電話でのお問い合わせ

029-846-1176

営業時間:平日9:00~17:00

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