HBD-0101-70K-RFは、送電・配電・通信などの柱上作業中に想定される後方転落事故を安全に体感できる専用モデルです。身長170cm・体重70kgの日本人体型マネキンをベースに、ヒザ関節および股関節をボルト固定して直立姿勢を保持。また、安全帯を装着した状態で、柱や足場から後方へ倒れ込む自然な落下動作を忠実に再現します。
特に、高所作業を伴う送電・配電・通信などの現場で活用されており、受講者に危険の現実感を伝えることで、安全意識の向上に寄与しています。墜落時の動きや衝撃を体感することで、受講者は安全対策の重要性を理解し、より実践的なリスク回避スキルを身につけることができます。このモデルは、実務に即した安全教育の場で効果的に利用されています。
HBD-0101-70K-RF最大の特長は、ヒザ関節および股関節をボルト固定し、危険体感マネキンが直立姿勢を保持したまま後方落下を再現できる点です。他の危険体感マネキンでは表現困難な「後ろ向きに倒れ込む瞬間」の衝撃と角度変化を、リアルかつ安全に体験できます。
外装素材には耐久性に優れたバリスティックナイロンを使用し、屋外訓練でも劣化が少ない設計。
ボルト部はハイテンションボルト製で、摩耗・緩みを防止します。
このマネキンは、墜落制止用器具(安全帯)を装着した状態での墜落や宙吊り状態をリアルに再現します。特に、フルハーネス型安全帯を使用した場合の挙動や衝撃をシミュレーションできるため、安全研修における実践的な学習を支援します。
また、胴ベルト型安全帯での再現も可能で、研修の目的や内容に応じて宙吊り状態を実演することができます。ランヤード(lanyard)は0mから1.7mまで対応し、年間100回程度の使用を想定した耐久性を備えています。
これにより、受講者は安全器具の使用方法やその効果を体感的に学び、作業現場での安全意識を深めることができます。
▼胴ベルト型安全帯を装着しての墜落・宙吊り
墜落制止用器具(安全帯)を正しく装着せず、作業者が地面に墜落する墜落災害を再現します。
※防水加工は施されていませんので、雨天でのご使用は劣化を早める原因となります。
安全帯を装着しての墜落の場合
ランヤード長 0 m~1.7 m (年間100回程度が目安)
フリーフォール(直接落下)の場合
作業床 0 m~5 m(年間100回程度が目安・40 mm以上のマットの使用を推奨)
HBD-0101-70K-RF
墜落・転落衝撃体感 170cm・70kgモデル(後方落下)
HBD-0101-100K-RF
墜落・転落衝撃体感 180cm・100kgモデル(後方落下)
品番 | 品名 |
HBD-0114-30-VEST | 危険体感マネキン ウエイトベスト30kg |
HBD-0100-MB20 | 墜落衝撃吸収マット(二つ折)厚さ20cm |
HBD-0100-MB30 | 墜落衝撃吸収マット(二つ折)厚さ30cm |
HBD-0100-M20 | 墜落衝撃吸収マット厚さ20cm |
HBD-0100-M30 | 墜落衝撃吸収マット厚さ30cm |
HBD-0100-PAT | 安全防護パット |
- JISHA「送電・配電作業における墜落事故事例集」より:
多くの事故は支柱上での体勢崩壊が原因で、後方落下で救命救急が間に合わないケースが散見されます 。
- 厚生労働省 安全情報:架線作業中の転落事例(後方転倒)を含む事故事例レポート 。
- 安全プロブログ:「高所作業車の後方転倒事故データ」:不安定地盤・警報軽視が多発要因