「ポジショニングダミー (男性)」の体格は一般成人男子に近似するように設計されており、主要な関節部を固定した状態を保持することができますので、人が長時間座ることを想定した車いすや自動車のシートなどの開発や耐久実験を行うことができます。イス、シート、車いすの開発現場で多く採用されているモデルです。
頸部はカスタマイズが可能です。首関節をダンパー式に変更すると、衝突の際に頸部に加わるダメージの検証を簡易的に計測することができます。 背部には吊り上げ専用フックが標準で装備されています。体表は高耐久性のバリスタナイロン生地で覆われています。内部は人体の弾力性に近似させた低反発ウレタンで構成されています。
ポジショニングダミーは成人、高齢者タイプのいずれもが製作可能で身長、体重、上肢、下肢の長さなどのカスタマイズも可能です
坐骨結節とは
位置と構造:坐骨結節は骨盤を構成する坐骨の下部にある突出部で、左右に一対存在します。
触知可能性:椅子に座った際、お尻の下に感じる硬い部分が坐骨結節です。
椅子に座る際の役割
体重の支持:
坐骨結節は座位時に体重を直接支える主要な接点です。
この部位で体重を支えることで、腰椎や背筋への負担が軽減されます。