ヒューマノイドダミーβフルスケルトンとは人間のような柔軟性と人体に近似した可動域(Range Of Motion)を持ち合わせたダミー人形のことです。人体に近似した可動域は従来のダミー人形では再現することが困難だった自然な人の動きが再現できますので、歩容(歩く様子)や人の挙動の研究などに利用できます。
ヒューマノイドダミーβフルスケルトンは平均的な人体可動部のおよそ95%をカバーしています。手首、肘、首、肩甲帯、肩、ひじ、脊柱、股関節、膝、足首といった各部の関節が人体とほぼ同様に可動します。さらに上腕の挙上時には肩甲骨が連動します。
体表は柔らかで特殊なウレタンで覆われています。人体のランドマークとなる点のほぼすべてを確認することができる唯一のヒト生体模倣型ダミーです。体表は手で押さえると実際の人間と同じように凹み、押さえていた手を離すと元の形状に戻ります。
この人体ダミーは身長約160cm、体重約55kg(実重量12㎏)の男性を想定して設計されています。